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Channel: スポーツナビ+ タグ:アジアリーグ
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【コラム】アイスホッケー全日本選手権「不適切行動」で準優勝返上

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怒って当然の立場だからこそ正しい行動をして欲しかった 12月7日(日)は新横浜スケートセンターへ行き、アイスホッケー全日本選手権の3位決定戦(王子イーグルスvs日本製紙クレインズ)と決勝戦(栃木日光アイスバックスvs東北フリーブレイズ)をチケット買って観てきました。
何度も何度もチーム消滅の危機を乗り越えてきた栃木日光アイスバックス(その経緯は長くなるので割愛)は初めての決勝戦。だが劣勢でこそあったものの、最終ピリオドの残り17秒で2-2の同点に追いつくと、「ゴールを決めた方が勝利」という延長戦の残り2秒に延長Vゴールを決め、ついに初優勝!これには感動した。しかし…Vゴールに関しての際どい判定(最初はポストに当たったとノーゴールの判定)→審議→ゴール(ゴール内のネットに跳ね返った)&日光アイスバックス優勝確定までの流れがひどすぎる。ここまでに5分以上かかり「プレーの確認を行っています。しばらくお待ちください」というオフィシャルのアナウンスが繰り返されるばかりで審判団は自信なさげに右往左往。こうしたグダグダに場内は野次などで騒然。結局、決め手は放送するNHKの映像で、ゴールラインに入っていたためだそう?だが(それにしてもかなり際どい)、なぜ判定が覆ったのかについては場内アナウンス一切なし。また、敗れた東北フリーブレイズの選手が下記のような行為を行いました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・服装が乱れたまま表彰式に並んだ・握手を拒んだ・授与された準優勝メダルを式中に首から外した・表彰会場となったアイスリンク上から退場した直後に準優勝メダルを捨てたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー※補足すると、GK橋本三千雄及びFW河合卓真の2選手が閉会式から退場する際に、観客の目の前でメダルをゴミ箱へ投げ捨てた。※実際のポイ捨ての場面がYoutube上に一時アップされていた※捨てられたメダルを慌てて拾ったスタッフ(この日ベンチ外だったGK畑?)はいた。そして8日、フリーブレイズは準優勝の返上、当該2選手(橋本、河合)の1試合出場停止、社長の減俸を発表しました。弊チーム所属選手の行為についてのお詫び及びチームとしての対応ノーゴールの判定がゴールに覆った、しかも説明不十分。だからフリーブレイズが怒るのは当然。だが観客の目の前でメダルをゴミ箱に捨てる等の行為は良くないし、それが前述の事実を省いて「アイスホッケーでこんなことが〜」とアイスホッケー全体の悪評として広がる。こういう事になることぐらいは考えて欲しかった。もっと言えば、一部の選手の一連の行為が無ければ、東北フリーブレイズはこの日、「抗議文」なり「改善要望書」をチームホームページや連盟に出せたかもしれないが、そんなこと言える立場ではなくなり、「謝罪文」になってしまった。これは競技の未来と言ったら言いすぎかもしれないが、日本アイスホッケー界の不十分なゲームオフィシャルや審判のあり方を改善できるチャンス、見つめ直す問題提起ができたチャンスを、ただの「アイスホッケーの悪評が増す」といピンチに変えてしまった。そこが非常に残念。そして日本アイスホッケー連盟はこのことについて何の発表も声明も出さないことでしょう…(9日早朝時点では何のアクションも無し)アイスホッケーという競技の面白さと、日本アイスホッケーのダメさがよく分かるこの2日間でした。フリーブレイズの謝罪文は、こと細かに状況を説明し謝罪を行っていたので、そこはまだ良かったのかなあ…【12月9日追記】この一件、Yahoo!ニュースでトップに扱われてしまったようですね…。東京国体の時もアイスホッケーは運営側のひどい不手際で、観客・選手を長時間放置。でもこの時は選手の行動により「美談」としてYahoo!トップになった。だからこそ今回の一件も、状況は違えど「その後の行動」を大切にして欲しかったとあらためて今思います。(参考)東京国体唯一の救い&本野亮介(明治大学・4年)引退インタビュー【第68回国体・少年の部決勝】前代未聞の事態で両県優勝

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